「ギターをやってます」というと、「何ギターですか?」って聞かれること、ありませんか?
たぶん、ほとんどの人がアコギなのか、エレキなのか…という意味合いで質問してると思うのですが。ストレートにそう聞く人も多いし。
私、いつも答えるのに悩むんです。
これ、なんて言ったらいいの?
もちろん、知っていそうな人に対しては「ガットギターです」って言うんですけど。
すべてに対してこの回答をすると、8割くらいは「え?なんて?」って聞き返されちゃうと思うんです。だからと言って、クラシックギターって答えるのもなんかちょっと違う…
アコギって答えますよね(最大公約数)
これ、質問のうしろに「どんな音楽やってるか知りたーい」のニュアンスも含んでると思っていて。
私は、主にピアノとのデュオで、映画やミュージカルなどの音楽を演奏しますが…
エレキギターって言ったら、私がやってる音楽とイメージが離れちゃう気がして。なんとなく、アコギの方が近いだろうと。
そんなことを考えていたら、〇〇ギターって、「楽器そのものの種類」を表すときと、「演奏している音楽の種類」を表すときがあるな〜って思ったんです。
ほら、ジャズギターとか、フラメンコギターとかだと、演奏している音楽の要素が強めに出ますよね。
クラシックギターも、楽器そのものを表すけど、「何ギター?」と聞かれて答えた時の反応を見る限り、「ふーん、クラシック弾くんだー」と解釈されてそう。
まあ、「ジャズ」「フラメンコ」「クラシック」ってワード一発で、どんな曲を演奏しているのか、パッとイメージが湧きますよね。
…とは言っても、こうやって表現できるのは、ほんの一部。
世のギタリストたちは、このような質問に対して、どんな回答をしているのだろうか…と単純に気になってしまったのです。
だって…今時、いろんな曲…やるでしょ?
それだけ、ギターって無限の可能性がある楽器なんだなあと感じます。
先日も、ギターでガムランを演奏する素敵なギタリスト様に会いまして。
それはもう、音色からフレーズ、そこから発せられる空気まで本当にガムラン。
ガムランは、東南アジアのインドネシアで行われている大・中・小のさまざまな銅鑼や鍵盤打楽器による合奏の民族音楽の総称である。
あー、ギターって、こんなこともできるんだ。可能性は無限大すぎるなって思ったんです。
それは、ギターに魅せられたら、人生の研究テーマになっちゃいますよ…
研究の先に「何ギター」かの答えが出てくるんでしょうか。
何にせよ、ギターって、本当にいいものですね。