2017年くらいから練習日記をつけ始め、今も続けています。
これは、ある日ギターの先生が、子どもを教える時はレッスンまでに家でやった練習をノートに書いて持ってきてもらっている、というようなことを仰っていたことがきっかけになっています。
練習日記を数年つけ続けたことで、今でも毎日の練習が習慣化していますし、つけ始めて良かったと思っています。
私がどういう風に練習日記をつけているか、つけていて良かったことをご紹介していきたいと思います。
ギターが上手くなりたいけれど練習が続かない、モチベーションが保てない、という方のご参考になれば幸いです!
練習日記はシンプルに手書きで
人によって練習のスタイルは違うと思うので、当てはまることやそうではないこともあるかもしれませんが、私の書き方は、とにかくシンプルに書くことを意識しています。
一例として、私が書いている内容や何に書いているかをご紹介します。
紙のノートで1日1ページ
私は毎日少しずつ練習をしているので1日1ページ書いています。本当に紙に書いてます。紙じゃないとダメ!ってほどのこだわりはないけれど、指板図や簡単なリズム譜なども気軽にかけるのが良いと思ったからです。
最近は毎年決まって「ほぼ日手帳」を使っています。
きっかけは、友達が持っているのを見ていいなあと思ってノリで買ってしまったものの、スケジュールはスマホで管理してるし…使い方をどうしようか悩んだ末、練習日記に使うことにしました。これが意外と続いています。
ほぼ日手帳は1日1ページずつ割り当てらてた手帳なので、1日の練習を1ページにおさめて書けるのがいいところです。また、ページにうすーく方眼が入っているのも図がかきやすくて便利です。
ちっちゃいのでスペースが限られていてたくさん書くプレッシャーがないのが気楽で続けやすかったのかもしれません。
内容は続けるためにシンプルに
書いていることはすごくシンプルで、この3つです。
- 練習テーマ(「基礎練」「課題曲」など)
- 練習内容、気づいたこと
- 改善したいこと
書いている時間が長くて弾いている時間が減るのは本末転倒なので、メモ程度です。そのほうが長続きします。
だいたい2と3はつながっていることが多くて、次に練習するときの目標にもなります。翌日練習に入る前に練習日記を見て思い出せて、練習に連続性を持たせることができるというのも良いところです。
練習日記をつけた効果
1、2回つけるだけだとそこまでわかりやすい効果は出ないので書くのがちょっと億劫になることもあるのですが、積み重ねていくと徐々に書くことの意味が出てくるように感じています。
最初はなんとなく書いていたのですが、ずっと続いたのも効果があったと思えたからなので、いくつか書いていて良かったことをご紹介します。
1年分書き終わると達成感がすごい
ある程度続くとしっかり練習記録がたまった状態になるので、いつ頃何を練習していたか振り返ることも簡単にできます。そのときの達成感がすごいです。
ほぼ日手帳だとまるまる1冊が1年間の記録になります。できるようになったことを年の終わりに確認するのがとても楽しくなります。
また、その日のページだけではなくて年の始めや月の始めにもページが設けられているので、年間や月間の目標を書くこともできます。
ほぼ日手帳には付録ページにMy100というなんでも100個リストアップできるページがついています。
私はこれを「やりたい曲リスト」として弾いたらチェックするようにしています。こういうテンプレがあるのも色々な使い道を試せて楽しいですね。
コトダマの力が宿る
記録をするのが良いところは頭でぼんやり考えていることを言葉にして残せることです。
練習で出た課題も、それを解決するための練習方法も、どうなりたいかという目標も、書くためにすべて頭の中のぼんやりとしたイメージから言葉に変わり再現性が上がります。人に宣言しておくと、「前にこんなこと言ってたよね?」と言われるのに近いかもしれません。
練習日記は自分しか見ないので、人に宣言するには恥ずかしいようなことでも自由に目標を書くことができます。
そうすると不思議と頭のどこかで意識することができていて、結果的に1年後振り返ってみると達成できていたりするものです。コトダマの力というんでしょうか?
たくさん目標を書くとできなかったこともありますが、書いていなかった時よりも圧倒的にできたことが増えたように思えます。
スタンプラリー効果
私はその時強く意識していないことはすぐに忘れてしまうクセがあるので、ノート自体に「その日のページ」、「月始めのページ」とか、「年始めのページ」という枠組みが最初からある方がやりやすいと感じています。
ほぼ日手帳のようなはじめから1日1ページ割り当てられているノートを使うと、それが練習日記スタンプラリーのようになっていきます。集めていくとついつい埋めたくなっちゃう感覚で、書いていると毎日書きたくなる感じです。
これによって毎日練習を継続することができるという副次効果も生まれ、そういう意味でもほぼ日手帳は自分に合っていると思いましたし、これからも使い続けたいと思っています。
自分に合うやり方で言葉にする
ご紹介した方法はあくまで私のやり方なのと、私の考えのクセや性格が使っているツールと合っていたこともあって上手くいっているのだと思います。
ただ、何を使ってやるにしても、言葉にするということはおすすめしたいと思います。なのでスマホのメモ機能でも、TwitterなどのSNSを使うでも、ノートに書くでもなんでも良いと思います。
ぜひ練習日記を書いて1年後、前進したご自分を褒めてあげてください!
最近Twitterで練習日記を書かれている方を見つけてこれはこれで良い方法だなーと思いました。自分だけのノートだと自分以外に発展しづらいですが、Twitterだと読んだ人からヒントをもらえることもあるからです。
人それぞれ相性の良いやり方はあると思いますが、これをヒントにご自分に合った方法を見つけてください♪