練習アイディア

練習モチベーションを上げるプチテクニック

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楽器の練習って、何かができると新しい課題が見えてきて終わりが見えないものですよね。

どんどん課題が見えて攻略していくところが楽器を練習する楽しさでもありますが、あまりにも進んでいる感じがせず伸び悩んでしまうとモチベーションが下がることもありますよね。

最近、私はセッションでスラスラ弾けるようになりたい!という目標を掲げてアドリブの練習をしているのですが、このアドリブ練習は本当に終わりのない戦いです…

前進しては後退して…上手くいったと思った翌日には全然できない…ということもよくあります。

そんな時に、久しぶりに楽譜を使って曲を練習したらプチ達成感が得られて、いつの間にか長時間練習していました。ナイロン弦なのに指が痛くなるっていう…笑

これはモチベーションの上げ方としていい方法だなと思ったので、再現性を高めるためにこの体験について掘り下げてみたいと思います。

練習が思うように進まない…という方の参考になれば幸いです!


モチベーションが上がる要素

曲の練習をしてモチベーションが上がった理由を分解してみました。

  1. 自発的に練習したくなる曲
  2. ゴールが明確
  3. 難易度が適正
  4. プチご褒美

これ、実はゲームにハマっちゃうのはなぜ?という要素とほぼ一緒です。「ゲーミフィケーション」という言葉、もしかしたら聞いたことがあるかもしれません。

簡単にまとめてしまえば、楽器の練習もゲームみたいに取り組めばモチベーションが上がるよね!ということですね。

では、これらの要素について、私の体験と照らし合わせて詳しく説明していきます。

自発的に練習したくなる曲

これは楽器を練習する上では一番大事な要素かもしれません…

よく教則本で前半はスケールの上昇下降…というのがよくあると思うんですが、曲が弾けるようになりたい人が何も考えずに始めてしまうと練習が続かず本棚に眠ることになる…というのはあるあるですよね。

今回私が取り組んだ曲は、報道ステーションのテーマに使われている「Brave」という曲です。

演奏している時の楽しそうな感じが素敵なギタリスト、こーじゅんさんの作った曲で、彼の教則本の巻末に楽譜がついていたのでチャレンジしてみました。

この曲、初めて聴いた時もかっこいいと思ったんですが、練習する前に改めて聴いてみると、時にファンキー、時にスパニッシュ、時にメロディアス…と表情豊かでギターのかっこいいとこ全部盛り!みたいな曲でした。

かっこいい!弾きたい!と思う曲って、大事です

あと、実はこの曲がリリースされた時にこの曲を気に入った友人から「一緒に弾こうよ〜」というラブコールももらっていました。

当時は「イヤこれめっちゃムズイっしょ!」と言って逃げていたのですが…じゃあいつやるんだいって感じだったので、満を辞して…練習することに決めました。

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ゴールが明確

楽譜を使った練習の良いところは、その楽譜通り曲を通して弾けるようになることがまず第一のゴールになることです。

何が良いのかというと、「楽譜通りインテンポで完奏する!」という目標に向けて練習するのは進捗もシンプルでわかりやすいんです。

これ、実はアドリブの練習だとゴールが見えにくいんです…自分でちゃんと設定すればいいのでしょうが、私にとってはまだ難しい。アドリブ修行は暗礁に乗り上げることもよくあります。

それに対し、楽譜を読み進め、Aセクション、Bセクション…と覚えていくことで進んでる感が得られます。似たようなセクションがあると、一気に通過できてちょっと嬉しかったり。

さらに、テンポを上げていく練習も元のテンポに対してどのくらいで弾けるようになったかが明確です。

あとどのくらい頑張ればいいのかが見えれば、モチベーションを保つことができます

難易度が適正

実際に「Brave」を練習してみて、難しいけれど決して弾けないことはないという手応えを感じました。(そうは言ってもとても難しいんですけど…)

全然進んでいる感じがしないような難曲を選んでしまうと、「進捗がわかる」ために練習をたくさんしているのに全然進まない…と逆効果になってしまいます。いわゆる「無理ゲー」というやつですね。

これ、逆に簡単すぎてもよくありません。楽譜に慣れている方だと、初見でそれなりに通せてしまうこともあると思います。

この「通せてしまう」は厄介で、細かく見れば実は弾けてなかったりするんですが、それ以上踏み込んで練習をしようと思わなくなってしまうのです。

取り組む曲の難易度がちょうど良いと、かなり手応えもあり、達成感も味わえて、モチベーションが上がります。


プチご褒美

率直に言って、今回選んだ曲が今の自分にピッタリすぎてめちゃくちゃ良曲だった…というところが大きいのですが…

フレーズを弾くためにはピッキングを矯正しないと弾けないので、繰り返しピッキングも含めてちゃんと練習してみたり。

自分が練習したいと思っていたフレーズがタイムリーに入っていたので、アドリブの練習にも転用してみたり。

録画したら「お前はそこがヘタクソだなー!!」みたいな、苦手部分が炙り出されてしまったり

弾けるようになるにはまだまだ時間がかかりそうですが、弾けるようになったらめっちゃギター上手くなってるんじゃないかなあ…と。

一つ一つクリアするとちゃんとご褒美が返ってくる感じ。練習してる意味を感じられるのは、モチベーション上がりますよね!

モチベーションを上げる練習まとめ

今回、4つの練習モチベーションを上げる要素をご紹介してきました。

  1. 自発的に練習したくなる曲
  2. ゴールが明確
  3. 難易度が適正
  4. プチご褒美

私が最近アドリブ修行ばかりしていたので、楽譜をクリアする感じでチャレンジするというのが、この要素に当てはまりました。

もし、楽譜でチャレンジしてるのにモチベーションが上がらない…といった方は、挑戦している曲の難易度を見直してみたり、楽譜をクリアしていくことで得られるプチご褒美を探してみてください!

最後に…フレーズまだ5個くらいしかやってないままBraveに挑戦しちゃったのですが、Braveを弾けるようにする過程でもだいぶ基礎力がアップしそうです。(くらい、基礎力が問われる)

ギター上手くなりたい方はこーじゅんさんの教則本、ぜひチェックしてみてください。

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