2019年はセッションに参加する機会が増えました。
その中でも12月に参加した「秋葉原ストリートジャム」は特別な経験になりました。
セッションといえば、閉じた空間で参加者同士が盛り上がるイメージですが、このイベントはちょっと違って…
オフィスビルのロビーというオープンスペースでその名の通りストリート演奏をするといったものです。
参加者だけではなく、ロビーをたまたま通る人たちも目にする場所で演奏する。
今回はそんなイベントに飛び込んでみたレポートを書きたいと思います。
指をくわえて見ていた7月
秋葉原ストリートジャムは、実は7月に第1回目が行われていました。
その時にはまだまだセッションの経験も少なく自信がなかったのと、イベントのことを知った時にはすでに定員になっていたこともあって見送りました。
ですが、当日の動画を見て「出たかったなあ…楽しそうで羨ましいなあ…」という気持ちが湧き上がってきました。
そんな指をくわえて見ていた7月から半年弱。12月にもまた秋葉原ストリートジャムが開催されることを知りました。
たった半年弱でそこまでセッションに慣れているわけでもないので、正直不安要素もありました。
それでも、7月の羨ましい、出たかったという気持ちの方が強くて、ヘタクソでもいいから開き直ってとにかく経験してみる!という気持ちで参加することにしました。
挑戦してみてよかった
自分の演奏に関しては、正直、「あー、もっとこうしたら良かったなあ!」という思いの方が強かったのですが…
はじめての環境で演奏したり、演奏でご一緒した方の雰囲気を感じたり、他の人が演奏しているところを見たりして、参加しなかったら見えなかったものが見えたという感じです。
演奏的な学びとしては、広くて音が拡散してしまうような場所でのボリュームコントロール。
かなり特殊な環境ですが、そんな時はまずはうるさいくらいのセッティングでちょうどいいくらい。これもやってみないとわからないことでした。
セッション的な学びとしては、とにかく特殊な環境であったり、編成や展開の特別感を楽しむと見ている側としても楽しいということ。
参加していたセッション玄人勢からはそんな空気感を感じました。
あと、こういうのに出る時に思い知るのは、自分のレパートリーが少ないことですね…もっと弾けたら入れたのになあ…という感じで悔しかったので、レパートリー増やしは今後の課題です。
本当に、気持ちのままに参加してよかったと思えました。月並みですが、経験することが大事だな、と思いました。
友人も巻き込んでみた
今回のセッションには友人も誘ってみました。
この友人は決め曲セッションで知り合ったのですが、ジャムセッションにも興味があるということを常々言っていたので、せっかくの機会だからと声をかけました。
普段決め曲の演奏を一緒にしていることもあって、今回いつもとは違った面を見ることができて新鮮でした。
そして、同じような目線で会話ができる仲間ができて、そういった面でも今回のセッションは良い機会でした。
最後に
今まで、「自分はまだまだそんなレベルではない…」とか、「玄人だらけのセッションに出るなんてとんでもない…」とか、そういった考えでチャレンジせずにいました。
ただそういって家で練習しているだけではいつまで経ってもまだまだのままで、実際に経験してみてはじめてどうしたらいいのかがわかってくる。
不安よりも7月の時の羨ましさの方が勝って、もういいや、出よう!と思えたことは本当によかったと思います。
なんでも飛び込んでチャレンジしてみるということが大事だなあと身にしみて感じたセッションでした。