先日セッションで私の使っているテレキャスをいい音だとたくさんの方が褒めてくださいました。
良い気分になったので、たまには楽器紹介の記事でも書こうかなと。笑
実はテレキャスの検討を始めてから実際に購入に至るまで1年くらいかかっています。
今回は私のテレキャス(ももちゃんと命名)についてと、ももちゃんに出会うまでのエピソードをお話します。
テレキャス探しの旅
シングルコイルが欲しい
私がぼんやりテレキャスの検討を始めたきっかけは、バンド演奏したときにキレのあるカッティングの音が欲しいと思ったことでした。
セミアコの音だと少しきれいで暖かすぎるかなと思い、シングルコイルのギターも持ってて損はないよね!役割変えればいいよね!と脳内で言い訳しながらの検討開始です。
私の持っているセミアコについてはこちらの記事でご紹介しています。
数あるブランドから…
なんとなくテレキャスがいいなあ、と思って次にぶつかる問題はどこのブランドにするか。人気も伝統もあるタイプなだけに、いろいろな会社が出しています。
ネットで調べただけでもこのタイプは fender、フジゲン、TOKAI、crews maniac sound、momose、fullertoneなどなど…数々のブランドが出てきます。
予備知識がなさすぎて、どのブランドを選んだら良いのかわからなかったのでとりあえず楽器屋さんで試奏することに。
いくつも試奏できるわけではないので、まずはこんな選定基準をと優先度を設定しました。
- 多少雑に扱ってしまっても許せる金額感
- だけどできるだけいい音がするやつ
- 色はブロンド>ナチュラル
- できたら3kg切るか、3kg台
出会い
判断基準も決められたところで現地調査スタート。大きめな楽器屋さんだと一気にいろんなブランドをみられるので効率がいいですね。
お店のお兄さんに予算感をお伝えしていくつかおすすめを選んでもらい、出てきたのがフジゲン、TOKAI、中古のmomose。momoseは予算オーバーだけど一応って感じで出てきました。
早速弾かせてもらったら、フジゲンとTOKAIは金額も音もそんなに変わらず、momoseだけやたらぶっ飛んでいる…弾いていて気持ちいい。
中古で安くなってるにもかかわらず一番高級だったのでそうでしょうねって感じですが…けど、こんなの弾かせられたら欲しくなるじゃん。絶対お兄さんこれに決めさせる気だったでしょ。笑
しかし、当時私は中古は考えていなかったこともあり、悩みましたが予算オーバーだし色もベストではないし…ということで見送りました。
ですが、momoseのすごさだけはしっかり記憶して帰りました。
1年後…ふたたび
その後もテレキャスが気になってはいたもののバンドの活動が止まってしまい、あまり新しいギターを買う言い訳がないまま1年。この頃から私は社会人バンドサークルに参加し、演奏する機会を少しずつ増やしていました。
そんなタイミングでとあるセール情報の中にmomoseのテレキャスが!!
中古でまさかのセール中。予算ちょっとオーバーだけど、前に見た時よりも許せる金額。
しかも、限定で15本しか生産されていないモデルなんですって…
気になってすぐに見に行きたかったのですがセール開始日は予定があって行けず。平日の帰りはお店に寄れないし…さすがにお買い得すぎるから売れちゃうよなあ…ご縁がなかったんだと諦め…でもやっぱり気になって、楽器屋さんのサイトをチェックする毎日。笑
他のセール目玉品が売れている中、なぜかmomoseだけしぶとく残ったまま1週間が経過。みんな買わないくらい何か欠陥があるんだろうか…
次の休日になってもまだ残っていたので自分の目で確かめるべく楽器屋さんへ。試奏させてもらったらいい音だし全く問題ありませんでした。しかもほぼ新品と言っていい状態。
どうやら前の持ち主さんは購入して2ヶ月足らずで売りに来たとか。。奥さんに怒られたりしたんだろうか…
ほぼこの子に心が傾いてはいたのですが、念のため同価格帯のFender Japan Hybridも試させてもらいました。その結果、音も塗装もmomoseの方が好みだったことからお買い上げ!本当にいい買い物をしました。ご縁ですね。
このギターを使用して演奏しているものがこちらです。0:42あたりからギターが入っています。ピックアップはハーフトーン、エフェクター不使用、アンプ(YAMAHA THR10)の目の前にiphoneを置いて録画しています。
和材を使ったモデル
私が購入したモデルはこちらです。
和材を使用して作られています。ボディには栓の木、ネックには楓を使っているそうです。リアルジャパニーズギターですね!詳しくはメーカーのサイトに説明が載っています。
ちなみにこのギター、いまだにケースを開けると木の匂いがして素敵です。音も褒められるし、素敵なギターで買ってよかったなと思っています。
本当に良いギターなのですが、条件が良すぎてひとつだけ、私が判断力を失ったことがあるとすれば重量です。実はこれ、4キロ超え。日本の木は重いんですね。
ですがこの子とはご縁があって出会ったのだと思うので、亀仙人の修行のごとく体も鍛えながら健康的なギターライフを楽しもうと思います。